ゲーム開発におけるテストプレイの仕事内容や必要性について解説

ゲームの機能性のチェックとバグの発見

バグがあれば一気に興ざめ。チェック作業は手を抜けない

ゲーム開発を締めくくる重要な工程になるのが、テストプレイです。出来あがったゲームには、各部分を担当したいろんな人の手が組み込まれています。そんな担当部分の一つ一つが正しく作り上げられているか、プランナーの意図通りに組み合わされているのかを確認するために、念入りなテストプレイが必要になるのです。

バグの発見はもちろん、ボタン連打や特殊な操作など…あらゆる動作でゲームの動きをテストしていきます。

バグとは？

「虫」をあらわす言葉の「バグ」は、プログラムの誤りを指す言葉としても使われます。

ゲーム中のバグはユーザーからの満足度に致命傷を与えます。そのためテストプレイ時にはバグを見つけることが不可欠です。

ゲーム全体のクオリティをチェック！

クオリティを左右するのは大勢の目によるチェック＆意見交換

ゲームをテストプレイするときは、どんな人でもいろんなパート部分をチェックできます。テストプレイ時には自分の担当した部分はもちろん、他の人が担当した部分にも注目しながらクオリティをチェックしていきます。

テストプレイする人の目が多いほど、ゲームの全体的なクオリティを上げていくことができるのです。実際にゲームを操作しながら、気になった点についてメンバー全員で話し合っていきます。

デバッグの管理

見つけたバグは即修正！デバッグとのやり取りがテストを進める

テストプレイ時には、デバッグ作業を行うメンバー達と密接な連携を取り合っていきます。「デバッグ作業」というのは、見つかったバグを修正していくことを言います。

テストプレイで見つかった部分がしっかり修正されているか、修正後のゲームに新たなバグはないか、今テストしているものは修正前なのか後なのか…プログラマーやQA部門（デバッグを行う部門）達との頻繁な確認作業が欠かせません。

デバッグとは？

デバッグというのは、ゲームがリリースされる前に不具合（バグ）を修正していく作業のことです。バグの修正はもちろん、デバッカーが自らテストプレイをしてバグや修正点を探すこともあります。

決して遊んでいる訳ではない！大変な仕事でもある

気の遠くなる作業。バグ発見のために妙な操作を繰り返すことも

ゲームのテストプレイと聞いて、「リリース前のゲームを遊べるなんて良いな」と感じる人もいるでしょう。…ところがテストプレイは予想以上に大変な作業です。

まず大前提として、テストプレイ時の操作は自分では決められません。ストーリーを進めたいと思っても、同じキャラと同じ会話を何十回も繰り返したり、壁に何回も激突したりといった操作を命じられます。

どこでバグが発生するか分かりませんから、テストプレイではいろんな操作を試す必要があるのです。また、テストプレイ時にはバグを見つける操作の勘も試されます。優秀なデバッカーは意外なタイミングで意外な操作をし、見事にバグを見つけ出すのです。

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